レッスンの中でよく気がつくことがあります。
それは、日本語から英語にするとき、どうしても一
回日本語で文章を考え、それを英語に置き換えて
いこうとしがちだということです。
Travel English でも、ままあります。
たとえば、cabin attendant さんにこう言われ
て、
We have fish and chicken,
what would you have?
僕はチキン ! と言いたくて
I'm chicken !
???
日本語は主語を抜いたり、動詞を抜いたり、結構いい
加減でも通じてしまうので、こんな間違いがおきてし
まいます。
attendant さんは忙しいので、ハイハイ、チキンで
すねと言いながら、チキンを出します。そうすると、や
っぱり通じてる!と思ってしまって、またどこかのフラ
イトで使ってしまう・・・。
この例や、ある程度学ばれた方が、
「私はいま、旅行をしています」
こう言いたくて、
I am travelling now.
なるほど、文法的には合っているかもしれませんが、
ネイティブ・スピーカーは決してこんな表現はしませ
ん。どんなふうにいうかというと、
I'm on a trip.
いま、旅行から帰るところなんです・・・は、
I'm back from my trip.
辞書を引くと、Travel は長い旅行、Trip は短い旅
行と書かれていますが、それよりも、Travel は旅
全般を指し、Trip はそれが現実のものとなったとき
その旅を指します。
もうひとつの例、
私はハワイ旅行によく行きます・・・こんな表現はよく
日本語では聞きますね。
そこで、
I often travel to Hawaii.
こういう言い方もまったくしません。
I often go to Hawaii.
これで、十分 よくハワイに出かけます・・・が伝わり
ます。また、日本語の「ハワイ旅行に行く」は英語で
は表現できません。行く・・・は次に場所を言わなけれ
ばならない動詞です。
また、名詞としてはTravel はだんだん使われなくな
って、Trip に代わられているようです。
日本語の表現をそのまま英語にするのではなく、意
味をシンプルに伝えることを考えればいいのです。
日本語は細部にこだわりますので、そこをどこまで
削ぎ落せるか、簡単にできるか、主語と動詞を何に
するか、ここら辺りがポイントのようです。
英語は英語として身につけることと、日本語文章の
直訳にならないか? をぜひ注意してみてください。
また、With・ウィズでしっかり学びましょう。
==== Hiro ============